奥さんに『アンダーカレント』を貸したらかわりに貸してくれたのが『我らコンタクティ』。マンガ大賞2018の2位に選ばれたらしいこのマンガ。

ごく普通の設定のカナエが小学生時代の同級生かずきに遭遇し、かずきの荒唐無稽で壮大な夢に乗っかって物語が進んでいくわけだが、なぜか最初っからかずきの夢が実現すると疑いを持たないのだ。無茶ないかにも「マンガ的」な話なのだが、違和感を持たない。なので、最後まで無茶なストーリーなのに現実感を持って進むことができる。これはなぜなのか?を奥さんと議論したが、一つの仮定が導きだされた。
カナエや他のキャラクター、そして小物や町並みなど、わりと普通に描かれている中、かずきだけ少しタッチが違うというか、極端に簡素なタッチで描かれてる。そのギャップが現実と非現実を混乱させ、荒唐無稽な物語に現実感を与えるのではないか?と。
ふと『暗殺教室』を思い出した。そしてつげ義春作品も思い出した。リアルな描写と異質で簡素な描写が混在した世界。これが没入感に繋がるのかもしれない。
内容に関しては「夢を持つことの大切さ」「童心のすばらしさ」などかなぁと奥さんに報告したけど、いまひとつ納得されなかった。
豊田徹也『アンダーカレント』を読んでみた
Twitterのタイムラインで界隈の有識者の方々が「良い」と言っていた豊田徹也『アンダーカレント』を読んでみた。ちなみに豊田徹也氏のことも『アンダーカレント』のことも知らなかった。

読み終わって「フランス人が好きそうな邦画のようだ」と思った。1冊で読み切りの比較的短い作品ではあるが、なめらかに、そして読んだ人それぞれに問いかけるような「余白」を持った作品だった。どちらかというと暗い作品だが、読了感は悪くない。物語がうまくまとまってるので満足感があった。
主題がどこにあるのか考えた。探偵山崎の登場前後の言葉に主題があるように感じた。
「あなた自身のことは彼にわかってもらえてたんですか?」(山崎)
「わたしは彼のこと実はなんにもわかってなかったかもしれない」(かなえ)
「人をわかるってどういうことですか?」(かなえ)
結局人のことなど他人からはわからない。ましてや仮定で「きっとこうだろう」なんてものは全然間違ってたりするし、わかった気になってるだけで、実はそれは傲慢なことなんじゃないか。そして相手のこともわからないし、自分自身のこともわからない。そもそも「わかる」とはどういうことなのか?
そんなことがテーマのように思えた。
占い師や医者などに「あなたは○○だ」とか「大丈夫」とか言われると「そうなのか」と妙に納得してしまうことがある。人は自分自身に確信を持てていない。少なくとも多くの人はそうなんじゃないかと思う。確信の持てない人間が確信を持つには何らかの権威を持つ人に「後押し」してもらうのが手っ取り早い。根拠なんてなくてもそういう場合は大丈夫だったりする。
話が逸れてしまった。とにかく多くの人は何も「わからず」に生きている。不確実性が加速する現代ならばなおさらだ。
好きこそ物の上手なれ

今日あると思ってたアポが明日だったことが発覚して少し時間の余裕がある僕です。なんでいつもアポの日程間違えるんだろう。今日のはカレンダーにもちゃんと入力してたのに勘違いしてた。カレンダーにちゃんと入ってるのに時間を間違えるときも多い。アポ調整って好きじゃないし、とても苦手。たぶん向いてない。
最近巷では「好きなことを仕事にする」と煽ってますが、「好きこそ物の上手なれ」という言葉もあるので、結論として「好きなことを仕事にする」のは良いことなんだと思います。苦手だし好きじゃないことをやり続けるよりかは生産性高いし、精神衛生上良いと思います。
一方「得意なんだけど好きじゃない」ゾーンにいる人ってのも結構いるような気がしてて、例えば僕で言うと、会話をするのは下手ではないけど好きじゃない。会話上手の人見知りとでも言いますか。人と話した後の気分の落ち込みは半端ないんですよね…。
そもそも自分が何が好きで何が得意かもよくわかってないんですよ。きっとみんなもそうなはず! 何が好きで、何が得意かを導き出してくれるソリューションが待たれる。スキルシェアサービスよりも先にそっちを頼む。
2018/07/04 意識低い系
久しぶりの東京競馬場で、もっと久しぶりに勝てた
コンプリートならず。#東府中駅 #DMMバヌーシー pic.twitter.com/X5twxCJQpn
— Takanori Oshiba (@takanori1976) 2018年6月9日
3ヶ月半の休養を明け、久しぶりの東京競馬場。ダービー、安田記念は終わったものの、今週はまだ東京開催。
東京7R 3歳上500万下(芝2,400m)
この時期は「降級馬」の扱いがポイントではある。7Rの上位人気は現級馬のエストスペリオルとグリントオブライトに降級馬のキャンディストーム、ミッキーロイヤル。降級馬最上位人気(3番人気)のキャンディストームは去年秋の500万下を勝ったあとに休養挟んでの5月の復帰戦で大敗。降級といっても人気ほどの実力は無いんじゃないかと。4番人気ミッキーロイヤルも盛岡のレースで勝ってクラスが上がっただけで、実力的には500万下でも勝てないレベル。ルメール人気か?
エストスペリオルとグリントオブライトでいけそうと感じたので馬連で勝負。これじゃつまらないので、穴っぽいとこでシゲルシイタケから2頭へのワイドも。シゲルシイタケの前走夏木立賞は7着惨敗ではあったが、タイムも良いし、クラスに慣れれば勝ち上がれるだけのものはありそう。
・馬連9-11(300円)
・ワイド3-9,11 各100円(200円)
結果 1着エストスペリオル(11) 2着グリントオブライト(9) 3着シゲルシイタケ(3)
→2020円プラス
やばい、全て的中してしまった。これは今日はいけるかもしれない!キャンディ8着、ミッキーはブービーの10着とともに惨敗。降級と言っても強いわけではない。
東京8R 3歳上500万下(ダ1,600m)
今度は降級馬ダイワエトワールを本命に。ダートは5戦2勝で2着3回と連対率100%であり、1000万下で2戦連続で2着と勝ちきれなかっただけで、実力的には1,600万クラス。降級500万下は楽勝だろう。単勝1.4倍もしょうがない。相手探しが難解。近走500万下で3着、2着と安定した成績を出している4番人気アポロマーキュリーを相手筆頭にすることにして、ダイワと2頭軸三連複を買うことに。
・3連複(二頭軸) 14,15-5,7,9,11 各100円(400円)
結果 1着ダイワエトワール(14) 2着フクサンローズ(7) 3着アポロマーキュリー(15)
→500円プラス
まさかの連続的中。ダイワエトワールは強かった。アポロは最後脚があがってしまい、一度はかわしたパイルーチェに再度迫られる感じで危なかったが、なんとかクビ差3着確保。思ってたよりもアポロの人気があったために三連複は900円と渋め。それでも勝ったのは大きい。
東京9R 八王子特別 3歳上1,000万下(ダ2,100m)
先ほどのダイワエトワールと同じように上のクラスで連続2着と勝ちきれないで降級したミキノトランペットが強いのはわかる。唯一の不安は8Rで大差のしんがり負けをした鞍上の田中勝くらい。でもさすがに強いだろ。さっきと同じく2頭軸三連複を買おうと相手を探すが悩む。結局3歳とまだ底を見せてなくて、前走伏竜Sで4着に入ったワカミヤオウジを相手に。
・3連複(二頭軸) 6,2-1,4,5,8,10 各100円(500円)
結果 1着ミキノトランペット(6) 2着ミッキーポジション(10) 3着カブキモノ(11)
→500円マイナス
ミキノトランペットが4馬身差の圧勝。さすがにここでは力が違う。逃げたカブキモノが最後まで粘ったこのレース。ワカミヤオウジは位置が後ろすぎたなー。しかしダートでは外国人騎手は2段階くらい評価下げだな。欧州は芝のレースしかないからしょうがない。
東京10R 江の島特別 3歳上1,000万下(芝1,600m)
降級馬ランガディアと3歳牝馬ミュージアムヒルの2頭が中心視されたこのレース。僕もこの2頭は強いと思ってたんだけど、少頭数でオッズが低くなってるので、3連単に。
・3連単 2-3-1,7,8 各100円(300円)
・3連単 3-2-1,7,8 各100円(300円)
結果 1着ミュージアムヒル(3) 2着ソーグリッタリング(8) 3着ヒストリア(6)
→600円マイナス
ミュージアムヒルがきっちりと勝利。これで8戦3勝2着5回に。ようやく勝ち切れた。一方ランガディアは内で馬群を抜け出せず、脚を余したように見受けられた。芝でもルメールだめなのか…。
阪神11R 安芸S 3歳上1,600万下(ダ1,400m)
前走OP栗東Sでは1番人気に推されるも9着に謎の惨敗をしたファッショニスタが降級してきて出走してきたこのレース。栗東Sをのぞけば4勝2着4回と堅実に好成績をあげてきた馬だけに、ここでも本命に。さすがに連は外さないだろ。ただファッショニスタはいいとして、相手もそうだし、買い方もなかなか決まらず、最終的にヴァンジェンスとの二頭軸3連複に。
・3連複(二頭軸) 4,5-7,9,10 各100円(300円)
結果 1着タイセイエクレール(9) 2着ファッショニスタ(5) 3着アードラー(10)
→300円マイナス
うーん、素直に馬連にすれば良かったか。とにかく序盤で作ったプラスがどんどん減っていく…。
東京11R アハルテケS 3歳上オープン(ダ1,600m)
今日最後のレース。実績上位の1番人気サンライズノヴァは堅そう。2番人気のブラゾンドゥリスは馬体重プラス16キロに鞍上ルメールということで思い切って消し。3番人気ゴールデンバローズも消し。サンライズノヴァから伏兵陣に馬単で勝負。
・馬単 8-2,11,14,15 各100円(400円)
結果 1着サンライズノヴァ(8) 2着サンライズメジャー(14) 3着オールマンリバー(11)
→1,800円プラス
最後にきた!勝った中で一番人気のないサンライズメジャーがきて馬単2,200円のヒット!ゴールデンバローズ10着、ブラゾンドゥリスはブービー15着とともに惨敗。馬券も予想も的中して大満足!
というわけでして、今回は2,900円のプラスとなりました。前日夜に「約束のネバーランド」を読んで脳みそをトレーニングしたのが良かったのでしょうか。とにかく久しぶりに勝てて良かったです。
起業してもしなくてもいいけど、そういう世界の認知度が上がるのは良いと思ってる派
反応したら負けだとはわかっているものの、つい疲れからか…。
「起業」であったり「スタートアップ」であったり「ベンチャー」であったり、そういう世界、そういう手段があるというのを一般に認知してもらうことにはそれなりに大きな意義があるんじゃないかと思っています。
僕が大学を辞め、突然社会に放り出された時、「起業」という選択肢も無かったわけではなかった。
当時「起業」という単語よりも「独立」という言葉の方が認知が高く、その結果、起業家を表す「アントレプレナー」から名前を取ったと思われる起業雑誌の内容は「フランチャイズで独立起業」というものであった。一応当時読んでみたが「違うな」と感じた。「起業しろ」の世界があの当時存在し、知っていたら、もう少し僕の人生は変わったかもしれない。
とは言え、知ったからと言って一歩を踏み出したかどうかはわからない。
「起業しろ!」と言われて本当に起業する人は少ない。言い続けたとしてもそんなに増えるものでもないと思ってる。ただ自ら起業しなかったとしても「そういう世界」の存在を知る事は大きいし、その結果「そういう世界」で働くことを選択する人が増えればOKだと思う。
「起業しろ!」反対おじさんの言い分としては、
・起業というのは手段である
・安易に起業する人が増えてしまう
・規模感の小さな会社が増える
・詐欺のような事象も出てくるかもしれない
ざっと見る限りこんなとこだろうか。まぁそれも分かる部分もある。正論な部分もある。ただこのあたりの懸念って、世の中に広く「起業」であったり「スタートアップ」であったりが正しく認知されていないから起きてしまうと思っているので、とにかくそういう世界をプロパガンダする特攻部隊がいて、広く認知を広げてくれた方が逆に良いんじゃないかと思ってる。
まだまだこの世界の認知度は低いし、筋の悪い場所にいる「起業志望」の人も多い。筋の悪い場所にいる起業志望の人はリサーチ力が無さ過ぎるのでそもそも起業家としても筋が悪いかもしれないが、そういう人を救うことにも結果的になるんじゃないかとも思う。
「起業しろ!」でそういう世界を知って、リサーチし、考え、自分の意思で一歩を踏み出して欲しいものです。それが起業じゃなくてもいいと思いますし、スタートアップ、ベンチャーじゃなくてもいいと思います。僕は商社に興味あります。
2018/06/08 意識低い系
「ズボラ旅」ならばズボラな僕でも簡単に旅をすることができる
「ズボラ旅」と聞いて何を想像するだろうか?
事前の計画もせず、移動手段の予約もせず、ホテルの選別も予約も当然しない。そんな「ズボラ」な状況で旅に出る。そんな無謀な旅もたまには良いだろう。さすがにそこまでズボラではないが、僕がたまに行く一人旅もかなりズボラなものだ。ズボラ旅だ。去年行った湘南旅行は、金曜日の夜に翌日のホテルの予約をした。用意なんて何もしていない。切符も買っていない。近場ならばそれでも何とかなるものだ。
そもそも旅行というのはやることが多すぎる。「そういう計画をたてたり、用意をしたりするのが楽しいんだよ」と言う人もいるだろう。旅行好きの方々はきっと多くが「そういうのも込みで旅行なんだよ」と言うはずだ。でも中にはそうじゃない人もいる。全てを決めてもらいたい。そういう人もいるはずだ。
そんなズボラな旅好きに最適なサービスがリリースされた。それが「ズボラ旅 by こころから」である。

各メディアでも数多くこのリリースを取り上げていた。
・ペロリ創業メンバー有川氏が次に手がけるのは、チャット型の旅行代理店(TechCrunch)
・元ペロリの有川氏率いるHotspringがチャットの旅行相談窓口「ズボラ旅 by こころから」をローンチ、行き先が必須でない旅行プラン提供(THE BRIDGE)
Twitterの「話題のワード」にも出現するほどのバズりぶりで、あまりのアクセスにTHE BRIDGEのサーバーをダウンさせ、さらにはサービス問合せが殺到してさばききれなくなったHotspring社が「パンクのお知らせ」を出すなど、熱狂と混乱に包まれたネット界隈であった。
とにかく、友人でもあり、たまに一緒に旅行にも行く仲であるアリコー氏の願ってやまない。「ズボラ旅」に関しては、この狂乱が落ち着いたあとに一度利用してみたいと思っている。
がんばれHotspring、がんばれ「ズボラ旅 by こころから」
と、言うわけで、ズボラ旅の紹介をしてきましたが、「ズボラ旅」というネーミングが良いですよね。キャッチー。コピーライティング力ってみんなが思ってるよりも重要だと思うんですよね。最近ではSkyland Venturesの「フライングで投資」ってのが良いなと思ってます。そういえばSkylandはズボラ旅がバズった日の夜に「ズボラ起業」っていう便乗してましたね。その辺のフットワークの軽さもさすがです。
しかしながら、やはりズボラ○○というブームを巻き起こしたアリコー氏のコピーライティング能力も見逃せないですね。マルチな才能を持つアリコー氏なので、何をやっても上手くいきそうな予感するんですが、個人的に彼の能力で注目してるのは「文才」なんですよね。作家になってもそれなりの成果を出しそう。作家よりも詩人の方が向いてるかもしれませんが。
パシさんと北原さんの記事を書いた件(もう一ヶ月前の話だけど)

先日、パシさん(@pacificus)と北原さん(@kitahara64)の記事を公開しました。先日と言ってももう一ヶ月くらい経つのですけどね…。
Dears 北原孝彦 × アフィリエイター”パシ” インタビュー【UPSTORY】
・【前編】元アフィリエイターが全国展開を目指す?異色の美容室経営者 北原孝彦の挑戦
・【中編】アフィリエイト界隈で誰もが知るパシ氏が「死のう」と思ったあの頃の話
・【後編】「少しでもいいから毎日前に進むことが大事」
北原さんのお店「Dears」の前橋店を取材させてもらい、そのあと別場所でインタビューをさせてもらいました。せっかくの機会なので高崎に一泊したりしました。ビジネスホテルにたまに泊まりたくなるんですよ。
パシさんとは5年半前くらいに知り合い、それ以降定期的に交流させてもらっているんですが、アフィリエイトサイトの作り方やサイトの収益、トラフィックなど、わりとオープンに発信されている一方で、プライベートは謎に包まれていたりするので、その辺もお聞きしたいなと取材依頼を何度かしていたんです。
そんな中、パシさんより北原さんを紹介され、「北原さんの方が面白いから、こっちを取材した方がいいよ」と言われたわけです。いやいや、そんなことで逃がしませんよと二人そろっての取材にかこつけました。
北原さんに関しては以前からお名前程度は知っていたんですが、実際に紹介されて、少しお話を伺ったら「これはなかなか面白い人だし、実はすごい人だ!」と思ったんです。記事にも書きましたが、美容師からアフィリエイターになって、さらに美容室の経営を始めて、短期間でものすごい数の店舗を開店させてる。ちょっと聞いたことないくらいのスピードで店舗拡大してるし、洗練されたオペレーションも見事。どこまで書いていいのかなーと思いながら記事にしましたが、とりあえず凄さは伝わったんじゃないかと。
記事を書いた後にTwitterでエゴサしたんだけど、概ね好評で、みんな「めちゃ良かった」とツイートしてくれてた。あと、パシさんについては「パシさんのブログを読んでアフィリを始めた」という類のものも多くて、たくさんの人に影響を与えてる人なんだなーと思いました。周囲にも実際「パシさんきっかけでアフィリ始めた」って人がいるし、ほんとすごい。北原さんの今後の展開もすごく楽しみ。
そんなわけで、このボリュームの記事を書いていくのは結構大変なんだけど、これからもボチボチとやっていきますので、引き続き「UPSTORY」よろしくお願いします!
『Zipper』『CanCam』等の雑誌別発行部数の推移を調べてみた
かつて「青文字系」の雑誌を謎によく買っていた。20代の頃のことだ。
今思うとなぜあんなに買っていたのか。不思議に思ったりもします。『CUTiE』や『Zipper』、『PS』や『mini』。たまに『FRUiTS』も買ってみたり。別にファッションにそこまで興味は無かったので、そこに出ているモデルが好きだったんだと思う。赤文字系モデルには基本的に興味は無かった。
『PS』は2011年11月、『CUTiE』は2015年8月に、『FRUiTS』も2016年12月に休刊した。そして『FRUiTS』休刊から1年後の昨年12月に『Zipper』も休刊となった。付録戦略で低迷する雑誌業界に一石を投じている宝島社の『mini』はまだ生き残っているが、付録を付けるしか雑誌の生きる道は無いのか?と本屋さんで陳列されている分厚い付録付き雑誌を眺めながら複雑な気持ちになったりする。別に良いのだけど。
雑誌の発行部数が厳しいというのは知っていたが、それがどの程度なのかは知らなかった。一般社団法人日本雑誌協会のサイトには雑誌別の「印刷証明付き発行部数」を調べることができる。そこで、かつて見ていたいくつかの青文字系雑誌と、見てはいなかったギャル系(?)の『JELLY』や赤文字系の『CanCam』も含めて部数の推移を調べてみた。ちなみに宝島社は日本雑誌協会に入っていないのか、データは無かった。

データ最古の2008年と比べて『Zipper』や『mina』、『JELLY』などは2009〜2010年に上昇しその後落ちていっている。2005〜2006年頃に蛯原友里、押切もえ、山田優などが彩り時代を築いた『CanCam』は2008年に入って激しく部数を落としてる。ちなみに2007年4月に押切もえが、2008年末で蛯原友里、2009年頭に山田優に「卒業」している。
いまでも発行されている『JELLY』ですが、こんなに強かったんですね。知らなかった。『mina』もなにげに安定している。図を作りながら『Zipper』の数値がどんどん下がっていくのがハラハラした。『古着Mixガールズ』がリニューアルして創刊された『mer』はいまでも発行されているが、途中からデータが無くなっている。媒体資料(PDF)によると12万部を発行してるそうだが、さて。(『mer』創刊時の三戸なつめ、かわいい。前髪はあれくらいの長さあった方がいいな笑)
調べた雑誌が全て「下げトレンド」になったのは2010年頃でしょうか。やはりスマートフォンの普及が原因なのでしょうか。そしてスマートフォンもいずれは「過去のもの」になっていくわけです。
盛大に話が逸れてしまった『SHOE DOG』感想文
「本を読まないキャラ」でここ数年は過ごしてきたが、今年は「実は本を読んでいるキャラ」でいこうと思って、年明けから本を読んでいる。と言ってもまだ2冊半しか読んでいないのだが…。
『血統史たらればなし』という競馬の本は読み終わり、『世にも美しい教養講義 超図解・宗教』は読み途中。そして昨日一冊読み終えた。約550ページの大作『SHOE DOG』である。ナイキ創業者フィル・ナイトの自伝的な本。去年発売されて、界隈ではちらほらと評判になっていた本である。カッコイイ装丁で、パラパラと立ち読みしたら面白そうだったので購入した。そしてようやく読み終えた。

ナイキが創業当初「オニツカ・タイガー」の販売代理店だったことは前々から知っていた。そして袂を分かったことも知っていた。そのあたりのいきさつを知りたかった。本には「ナイキの言い分」が書いてあるので、ネット上で「オニツカの言い分」を補足しながら読み進めた。どっちも言い分はあるだろうし、どちらの言い分にも矛盾はあるのだろう。とにかくオニツカと袂をわかつことになり、結果「ナイキ」が産まれた。これは事実だ。
日商岩井(現双日)の件は知らなかった。こんなにも蜜月だったのか。1975年のバンクオブカルフォルニアでの「アイスマン」のカッコイイ振る舞い。「なかなかやるじゃないか」と心の中で呟いた。ちなみに1975年、ポートランドの北、ワシントン州ベルビューの日商岩井のオフィスに赴任していたのが、後に双日の社長に就任する加瀬豊氏である。言わずと知れた俳優加瀬亮の父親だ。産まれたばかりの加瀬亮もベルビューにいた。加瀬豊氏はナイキ創業者フィル・ナイトと親交があったという。「アイスマンはもしかして加瀬豊?」と思ったが、たぶん違う。だが「アイスマン」の風貌を勝手に『アウトレイジ』の石原(加瀬亮がやった役)で読み進めた。ただ石原の風貌は「アイスマン」イトーではなく、キタミの方が近いかもしれない。
しかしフィル・ナイトという人はなかなか変わった人のようだ。溢れる情熱、溢れるベンチャーマインドを持つ起業家であるが、リスキーで、情も薄い。こんな上司はちょっと嫌だなぁと思った笑。しかし一代、50年足らずで世界トップのスポーツブランドを築いた手腕は見事としか言いようがないが、戦略はあったとは言え、賭けに勝ち続けたという側面もあるなぁと。万馬券を買い続け、的中し続ける。運も味方したとしか言いようがない。
少し話しが逸れるが、僕がナイキのシューズを初めて買ったのは中学生の時だったように記憶している。1990年頃だろうか。僕らが小学生の頃は『キャプテン翼』全盛期で、誰もがアディダスを求め、そしてプーマを求めた。これらは高価だったので、もっぱらアキレスの『フラッシュパル』や月星の『ジャガー』を親にねだった。そんな小学生時代から中学に進学し、購入したのがナイキだった。少し派手なカラーリングだった気がする。
高校時代は「スニーカーブーム」だった。90年代前半はクラシックなローテクスニーカーが流行った。僕はプーマの『SUEDE』を履いていた。アディダスの『スタン・スミス』を履いていた人もいたな。ナイキを履いていた人の印象はあまりない。しかし95年に状況は一変する。『エアマックス95』の登場である。ハイテクスニーカーブームの中心としてブームを超えた存在となった『エアマックス95』、『エアジョーダン』も人気だった。おーランド・マジックの若手PGペニー・ハーダウェイのモデル『エアペニー』も人気だった。ハイテク時代の到来で一気にナイキ有利の状況が産まれた、気がする。
僕はと言うと、相変わらず僕はアディダスが好きだった。というより、あまのじゃくなので、「みんながナイキならば僕はアディダス」というレベル。そんなわけでナイキやらアディダスやらリーボック(ポンプフューリーは良かったね)などのハイテクスニーカー全盛であり、コーディネイトの中にハイテクスニーカーなどのスポーツアイテムを取り入れる「スポーツミックス」なるものが流行った。
96年の大学の入学式。バイトの先輩から借りたスーツにアディダスの『SEEYA』を履いて出席した。スポーツミックス気取りで意気揚々と出席したが、今考えると中学生みたいなコーディネイトだな。
盛大に話が逸れたので戻すと…もうもど戻さなくてもいいか。では最後に、「あとがき」的なとこで、フィル・ナイトと日商岩井の社長「ハヤミ」とのやり取りが書かれていた。「ハヤミ」とは後の日銀総裁である速水優であるわけだが、その「ハヤミ」にフィルが悩みを打ち明けるのだ。「中間マネジメントがいないので、外部から採用しようとしてるが、上手くいかない」と。話を聞いた「ハヤミ」は「あの竹が見えますか?来年ここに来たときには1フィート伸びていますよ」と静かに語った。つまりは、現状のマネジメントチームを長期的に育てていくのが良いよ、と意味を込めて竹の比喩を使った。なかなか良い話だと思った。
『SHOE DOG』についてはネット上にもいろいろ感想が公開されているし、ページ数は多いけど、わりとさくっと読めるので、まだ読んでない方は読んでみてもいいかも。では今回はこの辺で。次は石田ゆり子の『Lily』を読もうと思います。
2018/03/06
ロクシタン、ボディショップなどの業績などのメモ

ロクシタンはわりと好きなのですが、「プロヴァンスって書いてあるからたぶんフランスの会社なんだろうな」くらいしか知識が無かったので、売上とか少しだけ調べてみた。あと同種のボディショップとLUSHもついでに。
ロクシタン
https://jp.loccitane.com/
沿革
– 1976年創業
– 2010年香港市場に上場→上場時時価総額 220億 億HKD(3,007億円)
– 2018年2月27日 時価総額 216.23 億HKD(2,956億円)
– 2017年3月期 売上高 13億2320万ユーロ(1,744億円) 営業利益 1億6830万ユーロ(221億円)
売上高/営業利益推移(億ユーロ)
– 2015年3月 11.77 1.68(1,551億円/221億円)
– 2016年3月 12.82 1.58(1,690億円/208億円)
– 2017年3月 13.23 1.68(1,744億円/221億円)
日本展開
– 出店 1996年
– 日本国内 ショップ数108店舗、カフェ3店舗
– 日本売上高 300億円(全世界に占める割合 18%)
– 渋谷ハチ公交差点のとこの店は売り場面積世界一
世界展開
– 日本以外では、アメリカ、香港での売上が多い
– ブラジル、中国、ロシアでの売上伸び率が高い
– ネット販売 190億円
※1香港ドル=13.67円 1ユーロ=131.81円
ザ・ボディショップ
http://www.the-body-shop.co.jp/shop/
沿革
– 1976年創業
– 1986年ロンドン市場に上場→時価総額 3億5,000万ポンド(522億円)
– 2006年ロレアルに売却 6億5230万ポンド(974億円)
– 2016年の店舗売上高は約15億ユーロ(約1,977億円)
– 2017年ナチュラ・コスメティコスに売却 10億ユーロ(約1,318億円)
ナチュラ・コスメティコス(Natura Cosméticos)
– 通称「ナチュラ」 ブラジルを代表する化粧品メーカー
– 1969年創業 2004年サンパウロ市場に上場
– ボベスパ指数構成銘柄の一つ
– 時価総額149.86億ブラジルレアル(4,971億円)
– 売上高2016年 79.12億ブラジルレアル(2,624億円)
1英ポンド=149.25円 1ユーロ=131.81円 1ブラジルレアル=33.17円
LUSH
https://jn.lush.com/
沿革
– 1976年創業 Constantine and Weir Company
– ボディショップに納品→その後ボディショップに売却
– 1988年 Cosmetics to Go創業→1994年破綻
– 1998年Lush創業 British Ensign Estatesが支援
業績
– 2016年度 売上高 7.23億ポンド(1,079億円) 前年比26%増
– 店舗数931(北米地域で250店舗)
– 北米売上高 4.55億ドル(487億円)
1ドル=106.95円 1英ポンド=149.25円
こうやってみるとロクシタンもボディショップもLUSHも全世界で1,000〜2,000億円の売上高。ロクシタンは香港市場に上場してて、国別売上高も日本や香港、中国が大きい。伸びしろとしては中国、ブラジルあたりか。そんなブラジルの化粧品メーカー「ナチュラ」傘下に現在は納まっているのがボディショップ。2006年にロレアルによって買収されたあと、去年ナチュラが10億ユーロで買収。ボディショップの理念はロレアルよりもナチュラの方が近い。そしてかつてボディショップに売却経験のあるメンバーが作ったのがLUSH。LUSHは北米地域が強く、世界売上の半分近くは北米地域。
ちなみに、2017年のロレアル、資生堂の業績は、
– ロレアル:売上高 260億2,370万ユーロ(約3兆4,301億円) 営業利益 46億7,630万ユーロ(6,164億円)
– 資生堂:売上高 1兆50億円 営業利益 804億円
以上、備忘録的メモでした。