「GMO PG、相変わらずいいなー、そりゃ株価も上がるよなー」なんて心の中で呟きながら適時開示を眺めてたんですよ。でもなんか調べてしまったのがテーオーシー。ここ数年、スタートアップの入居も増えている五反田TOCビルを運営しているテーオーシー。業績とか見たことなかったよ。
2020年3月期第一四半期
売上高4,660百万円 営業利益1,785百万円
– 不動産事業
– 売上高3,684百万円 営業利益1,717百万円
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/bswh0e/
結構利益率高いんですね。いろいろと事業やってるようですが、ほとんどの利益を出してるのは「不動産事業」のようで、昨今のオフィス不足も後押ししてるんですかね。ていうか五反田TOCビル以外にはどんなとこを運営してるのか?と思ったら「浅草ROX」なんかもやってるみたい。それでちょっとこの会社の沿革を調べたらわりと面白かったので図にまとめてみました。
テーオーシーを辿っていくと星製薬に行き着くの知らなかった。五反田の星薬科大の存在はもちろん知っていたけど、薬科大とテーオーシーが繋がっていたなんて。それを仕掛けたのが「鉄鋼王」大谷米太郎。創業家による経営が行き詰まった際に再建に名乗りをあげたのが大谷米太郎で、彼は「ホテルニュー・オータニ」も建てた人物。しかも元力士。
そんなわけで紆余曲折あって現在のテーオーシーの大株主には大谷家の関連会社がずらりと。ちなみに星製薬の経営を手放した創業家の人が、後のSF作家の第一人者である星新一。新一が社長に就いていた期間は1年足らず。ショートショート。