2017年を振り返ってみた

2017年も終わる。今年はどんな年だったのかを思い返してみると、なかなかタフな一年だったなと思う。だが、今年は一年を総括する心の余裕があるだけマシ。2015年末、2016年末は総括する心の余裕が無かった。
 

鰻と金目しゃぶ、そしてマック


お世話になっているヤナティさんの別荘に遊びに行った。いつものメンバーに加えてペンギンの方やシロクマの方も。特にペンギンの方はこれまでほとんど話したことなかったので、ゆっくり話せて良かった。金目しゃぶはめちゃくちゃ美味しかったし、鰻も美味しかった。
 
今年の前半は謎のマクドナルドブームで、毎日のようにマックを食べていた。人生でこんなにマックを食べたのは初めてである。代ゼミ時代に一時期食べてた時あるけど、それ以来だ。ちなみに「ヨヨギマック」という競走馬がいるのだが、この馬の馬主はジェイコム株で儲かった方である。夢の街でも一儲けした方だ。完全に余談。
 
そういえば、4月には地元から保土ヶ谷まで歩いたり、甲府に行ったりもしたな。めちゃ歩いた。痩せるかなって思ったけど、全然痩せなかったんだよなぁ笑。
 

4ヶ月半で体重14キロ減

GW前から「夜ご飯の糖質制限」を始めてみたのだが、どんどん痩せていき、1ヶ月で約10キロもの肉が消失した。その辺からペースを落として、2ヶ月過ぎたあたりでは12キロ減(開始時比)となった。この時点で体重は63キロとなったので、維持モードに移行することに。
 
ダイエット開始から4ヶ月が経った夏、突然お尻が痛くなった。激痛の中、病院に行くと想像通りのアレだった。アレ自体は薬で何とかなったのだが、当初はなかなかハードな痛みであった…。先生が「ついでだから大腸検査もしよう」というのでやることに。9月上旬、看護婦さんに見られながら「開発」された。そして見つかった大腸ポリープをその場で切除。結果的にこの「検査」は「手術」となった。
 
検査前の「準備」やら検査後の「後遺症」により、体重はさらに減った。一番減った時で61キロ。4ヶ月半前に比べて14キロ減である。さすがに見た目にもゲッソリしていた気がする。
 

人間ドックで見つかった異変

体重がどんどん減っている最中、僕は「糖質制限すごいなー」と呑気にしてたわけだが、周囲がザワつきだし、当初は秋の予定であった人間ドックに早めに行かされることに。それが6月。体重が減ったことで前回の人間ドック(4年前)に比べて劇的に改善している数値も多かったが、2つ気になる点が。
 
一つ目は触診において先生から「甲状腺が腫れているかもしれない」と言われたこと。もう一つは、毎年数値が悪い肝臓ではあるが、今までずっと悪い項目以外のある項目が急に悪化してたこと。調べてみたら、その項目は「甲状腺が悪い場合に数値が悪化する」と書いてあった。そこで改めて「甲状腺が悪そうだ」と自覚した。
 
というわけで、上述のお尻やら大腸やらが一段落した9月下旬に甲状腺の病院に行ってみた。結果は「バセドウ病」。聞いたことはあるが、実際どんな病気かよくわからない。だが、とりあえず「長く付き合わなくてはいけない病気」であることは何となくわかった。
 

毎日の投薬と定期的な通院が始まった

ホルモンが大量に分泌されることにより、心臓などの各種臓器、器官が常時アクティブな状態になってしまい、その結果、臓器等に多大な負担がかかり、場合によっては死に。ざっくりいうとバセドウ病とはそんな病気。常時アクティブな身体の状態のため、大量のカロリーを消費し、痩せる。この数ヶ月の急激な体重減は糖質制限のたまものではなかったようだ(少しは寄与したと思うけど)。
 
この過剰なホルモン分泌を抑えるために毎朝薬を飲み、定期的に通院をしている。幸いホルモン値は現在は正常値にまで戻っている。その結果、体重も劇的に戻ってしまっている…。あと4、5キロで完全に戻ってしまう…。
 

「死」を急激に意識するようになった

ホルモン値も異常だったんだけど、看護士をやってる妹によると「それよりも肝臓の数値がヤバすぎる」とのこと。48歳で死んだ母親は最終的に何の病気で死んだのかよくわからないんだけど、肝臓が悪かったのは事実としてあって、そして母親は肝臓が悪いが、お酒は飲まなかった。僕と同じなのだ。
 
僕が16歳の時に母親が死んだ。その時に「人ってわりとあっさり死ぬ。急がないとすぐに死ぬ」って実感した。「死」というのはわりと近くに存在する、と。それでも日常においてそんなことは忘れてしまう。だが、今回久しぶりに「死」を近くに感じて、めちゃくちゃ焦った。恐怖というより焦りを感じた。まだ何も残せてない。
 
とりあえずとして、新たなメディアを完成させ、いくつかのメディアの取材を受けたりした。これらは僕の「焦り」からくるものだ。このままだと何も残せてないし、すぐに忘れさられてしまう。そんな焦りからアクティブに活動をしたんだけど、身体がついてこなくて、また焦る。
 

とは言え、全体的には体調は回復傾向にある気がする

肝臓の数値はまだ悪く、また、副作用なのかよくわからないけど、身体が痛い。突然身体の一部が痛くなるのだ。例えるならば、足がつった時のような痛みが身体のいろんな箇所でおきる。寝てる時も歩いてる時も電車に乗ってる時も仕事している時も。その痛みが出ないようにする薬というのも新たに処方されたが、その薬は肝臓に負担を強いるようで、肝臓の数値は一向に良くならないという堂々巡り。肝臓の具合が悪いので顔に吹き出物が出てしまうのが最近の悩み。どうしたものか。
 
とは言え、夏よりかは回復を実感している。夏はめちゃ疲れていたんだけど、今はそこまで疲労感無いし、なんとかやっている。上手く付き合っていかないといけない病気なので、このリズムというか状態に慣れないといけないと思ってる。今年後半はそんなこんなでかなり作業ペースが落ちてしまったが、年も変わるので、心機一転張り切ってやっていきたい。
 
今年は「本厄」だったわけで、来年は「後厄」になる。でも本厄より後厄が悪いわけがないので、大丈夫だろう。
 

2018年はチャレンジしたい

2018年はいくつかやってみたいことがある。僕はメディアが好きだし、サービス運営も好きである。なのでその辺を少し真剣にやっていきたいと思ってる。2017年にいくつかの新メディアをこっそりと仕掛けた。これらをちゃんと運営し、成長させたいと思ってる。その結果、法人化できたらいいなと。スタートアップ的な事業ではないので、粛々とやりたい。
 
この取り組みは個人的なものであるが、今関わっているいくつかの組織にも良い影響を与えることができるんじゃないかと考えている。バッティングするようなものではないし、バッティングするようなことはしない。あとはあれですね。もうちょっとお金に執着していきたいなと思います笑。執着というか、興味というか。価値というか…。
 
と、なんだか病気日記になってしまった…。2017年の総括と2018年の抱負を書こうと思ったんだけど…。抱負はまたどこかでまとめよう。ていうか、このブログがどういう方向性になってなっていくのか不安だ…笑
 

注力するメディアは絞っていく


 
お尻が痛くなる前に仕込み始めたブログメディア。とてもニッチな分野ではあるが、同種のメディアをやってるスタートアップが先日大きな資金調達をしてたので、やりようによっては…という感じか。途中で飽きてきたんだけど、パシさんバカさん徳さんあたりにチラっとこのメディアを見せたら、わりと好評だったので再びやる気が出てきた笑
 
ここ2ヶ月くらいはほとんど更新してなくてヤバいのだが、年明けたらまた地道に更新していく予定。母数が少ないのでまだ何とも言えないが、(更新さえすれば)ジリジリとトラフィックは上がっていきそうな手応えはある。いくつかのワードでは上位に来始めたので頑張ろう。
 
すぐに新しいメディアを立ち上げちゃいがちなのですが、結局放置になっちゃうので、2018年は選択と集中を心がけていきます。あとSEOメディアだけでなく、広告で回していく手法にもチャレンジしたいなと思ってます。実は広告ぶん回し系はやったことないので、少額でテストしながらやっていきたい。一体何屋さんなんだ、僕は笑
 
 

2017/12/31 

2017年を振り返ってみた

競馬を見始めて27年「思い出の有馬記念3選」

今週末は有馬記念。有馬記念ということはもう年末。早いなぁ。
 
今年の有馬記念はキタサンブラックの引退レースということで盛り上がっています。この数年、ターフを盛り上げ続けたキタサンブラック。優秀の美を飾って欲しいなと思うわけです。馬券は買うかわかりませんが、もし買うならばキタサンから買います。
 
そんな有馬記念ですが、今年が第62回だそうです。僕が記憶に残ってる最古の有馬記念はあのオグリキャップ奇跡の復活で知られる第35回なので、それから30回近くも有馬記念を見てるんだなぁと驚きます。
 
有馬記念は数々のドラマを生み、僕も思い出深いレースがいくつかあります。今回は僕が見てきた有馬記念の中でも特に思い出深い3つのレースを紹介します。
 
 

【第38回有馬記念 1993年】


 
前年の秋から競馬をちゃんと見始めた僕ですが、その前年のジャパンカップで海外の並みいる強豪を蹴散らし優勝したのがトウカイテイオー。皇帝ルドルフの初年度産駒であり、無敗の二冠を達成した後に骨折し、5歳(現4歳)で復帰し大阪杯(当時G2)を制するも、その後の天皇賞春、天皇賞秋と惨敗し「終わった」と思われている中でのジャパンカップ制覇は感動させられました。
 
しかし直後の有馬記念では1番人気ながら11着の惨敗。レース中に筋肉を痛めてしまい、休養に入り、宝塚記念を目標に調整するも今度は骨折が判明。復帰は遅れに遅れ、結局ターフに戻ってきたのは惨敗した有馬記念以来の有馬記念。実に364日ぶりのレース。ぶっつけ本番にしては厳しい舞台。
 
1993年の有馬記念はクラシックを湧かせたビワハヤヒデが1番人気に推され、この年のジャパンカップを制したレガシーワールド、この年のダービー馬ウイニングチケット、牝馬二冠馬ベガ、ライスシャワー、メジロパーマー、ナイスネイチャとそうそうたるメンバーがそろった。そんな中トウカイテイオーは4番人気に支持された。ちなみに僕はビワハヤヒデを本命に推していた。連対率100%のビワハヤヒデ。この有馬の前には弟のナリタブライアンが朝日杯を制していた。兄も負けられない。
 
レースはいつものようにビワハヤヒデが前目のベストポジションをキープし、直線で抜け出し押し切る展開。そこにトウカイテイオーが猛然と追込み、かわして勝利。まさかまさかの復活劇に誰もが感動したことでしょう。鞍上の田原も涙を流しながらのヒーローインタビュー。感動しました。
 
 

【第58回有馬記念 2013年】


 
トウカイテイオーの復活から20年。三冠馬オルフェーヴルの引退レースとなった2013年の有馬記念。前年挑戦し、惜しくも2着となった世界最高峰のレース「凱旋門賞」をこの年も再び挑戦し、またしても2着に敗れてしまったオルフェーヴル。傷心のオルフェーヴルがフランスから帰国し、引退レースに選んだのがこの年の有馬記念。
 
世界トップクラスの実力を誇る一方で、騎手を振り落としたり、コーナーを曲がらなかったりと気性の悪さも一流。そんなとこも人気だったスーパーホースの引退レース。単勝は1.6倍という圧倒的な人気となりました。
 
レースでは3角からのまくりで先頭で直線に向かったオルフェーヴルがそのままぶっちぎりで優勝。2着に8馬身差の圧勝劇。強い馬が強い勝ち方で勝つというのも競馬の醍醐味であり、まさにそれを体現した最高のレースでした。
 
僕は渋谷のウインズにて観戦していたのですが、オルフェーヴルがゴール板を通過した後にどこからともなく拍手がおこり、ウインズ全体で拍手が広がっていきました。こんなことは初めての経験で、オルフェーヴルがいかに多くの人から愛されていたんだなぁと実感できた良い体験をしました。
 
 

【第35回有馬記念 1990年】


 
冒頭にも書いたように「僕が覚えてる最古の有馬記念」であるのがこの1990年の有馬記念。オグリキャップ復活のラストランで有名なこのレース。
 
オグリキャップのこの有馬記念については数多くのメディアで語り尽くされているので、改めてここで書くまでも無いのですが、かいつまんで箇条書きで書くと、
・超マイナー血統、地方競馬出身という非エリート
・笠松競馬で連勝し、中央競馬に移籍し、並いるエリートを次々に撃破
・オーナーが替わったり、その影響か、常識ではあり得ない過酷な出走
・それでも健気に走り続けて賞金を稼ぎまくる
・疲れ果ててスランプ
・「終わった」という評価ながら引退レースで奇跡の復活
と、ドラマよりもドラマな運命を辿ってきた希代のスーパーホースがオグリキャップ。これだけでいかにドラマチックだったのかが想像できるんじゃないかと。
 
正直「覚えてる最古」と書いたけど、リアルタイムで見たのか記憶が曖昧なんですよ。でも未だにこの最後の有馬記念のレースを見ると目頭が熱くなる。それくらい破壊力のあるドラマなんですよね。
 
 
というわけで長々と書きましたが、有馬記念は「好きな馬を買って応援するレース」とも言われているような言われていないような、そんなレースなので、自分の贔屓の馬を応援してみてください。
 
 

2017/12/18 

競馬を見始めて27年「思い出の有馬記念3選」

朝日杯FS有力のタワーオブロンドンの父レイヴンズパスが気になっている

競馬を見始めた20数年前はけっこう血統から予想していたものだが、しばらくブランクがあった後に去年くらいからポチポチと改めて競馬を見始めたが、もはや血統がよくわからなくなった。
 
それは離れていた間に登場した種牡馬などの知識が無いというのもあるが、キタサンブラックのような母父サクラバクシンオーにも関わらず菊花賞やら天皇賞春やらを勝つなんてちょっと意味わからない。そういう意味不明な事が起こるのも競馬の楽しみではあるのだが。
 
 
さて、そんなわけで朝日杯。
 
2戦2勝のダノンプレミアムが1番人気になりそう。出走メンバー唯一の無敗馬。先週の阪神JFも無敗のラッキーライラックが制したということもあり、今週も無敗の大器ダノンプレミアムに人気が集まりそうだ。
 
ダノンプレミアムは、父ディープインパクト、母父インティカーブという血統。インティカーブの種牡馬成績は期待程ではないような印象だが、日本でもおなじみのスノーフェアリーが代表産駒なので、ひょっとしたら日本向きかもしれない。母父としてはイググやファウンドを輩出。日本ではサトノラーゼンなど。まぁ良血ですわ。
 
一方で2番人気になりそうなのがタワーオブロンドン。僕はこのタワーオブロンドンに期待してる。
 

 
タワーオブロンドンは4戦3勝。2戦目のクローバー賞で丸地のダブルシャープに遅れをとったが、その後のききょうS、京王杯2歳Sは完勝。特に前走の京王杯は強かった。戦前は少し懐疑的だったんだけど、あの走りを見て考えが変わった。これは相当強い、と。
 
タワーオブロンドンの父はBCクラシック勝ち馬のレイヴンズパス。ざっとしか見てないけど、正直種牡馬成績は芳しくないような感じ。現役時代の成績を考えるとすこぶる悪い。ただ血統を見るととても興味深く、もしかしたら日本に輸入したら成功するんじゃないか?と思ってる。
 
レイヴンズパスの父はゴーンウエストの仔Elusive Quality。現役時代はパッとしなかったけど、種牡馬としてはスマーティージョーンズなんかを輩出してる。レイヴンズパスも代表産駒。Elusive Qualityの母父はノーザンダンサー系ではあるが、マイナーなHeros Honor。
 
レイヴンズパスの母系がまたマイナーというかマニアックというか。母父系をさかのぼると名馬ブリガディアジェラードに行き当たるが、このブリガディアジェラードが種牡馬成績が全く奮わなかった。その仔でアルゼンチンで種牡馬となったジェネラルが現地で種付けして産まれたのが母父ロードアットウォー。というわけでロードアットウォー自体の血統構成はかなり異流。そしてその他の血統も現代ではあまり見ないような血統構成。
 
となると思い出すのがサンデーサイレンス(短絡的w)。サンデーの父は名種牡馬ヘイローではあったが、母系が圧倒的マイナー血統。それが理由でアメリカでは人気が出ずに日本に輸入することができたという話を有名。このレイヴンズパスも父はミスプロ系で現代の主流ではあるが、母系はかなりの異流。日本に溢れているサンデー系、ノーザンダンサー系とも配合できるし、ブライアンアズタイムなどのヘイルトゥリーズン系、トニービン系などとも配合しやすいのですごく良いんじゃないかと。社台さん、どうですかね?w とは言えもう12歳ですし、それなりのリスクはあるけど、期待持てるんだよなぁ。
 
 
そんなわけで、そういう観点からも明日の朝日杯でのタワーオブロンドンの走りには注目してるんですよ。距離は問題無いと思うし、実力を出せば、ダノンプレミアムを負かすだけの力はあるんじゃないかと。その他だと、やはり人気のステルヴィオにも注目。ところで穴人気になりそうなディープ産駒ケイアイノーテックの母父はさっき名前が出たスマーティジョーンズなんだなぁ。
 
 
※追記 2017/12/17
ダノンプレミアム、強かったですね。阪神1,600mでのディープ産駒の強さもあるけど、そもそもの実力も頭一つ抜けてる感じ。ステルヴィオもよく追い込んだけどロードカナロア産駒だし、クラシックは難しいのかも。同様にタワーオブロンドンもやはり短い距離の方が良さそう。マイルに関しては乗り方次第かなぁとも。もっと後ろからの方が良い。
 
 

2017/12/16 

朝日杯FS有力のタワーオブロンドンの父レイヴンズパスが気になっている