起業してもしなくてもいいけど、そういう世界の認知度が上がるのは良いと思ってる派

反応したら負けだとはわかっているものの、つい疲れからか…。
 
 
 
「起業」であったり「スタートアップ」であったり「ベンチャー」であったり、そういう世界、そういう手段があるというのを一般に認知してもらうことにはそれなりに大きな意義があるんじゃないかと思っています。
 
僕が大学を辞め、突然社会に放り出された時、「起業」という選択肢も無かったわけではなかった。
 
当時「起業」という単語よりも「独立」という言葉の方が認知が高く、その結果、起業家を表す「アントレプレナー」から名前を取ったと思われる起業雑誌の内容は「フランチャイズで独立起業」というものであった。一応当時読んでみたが「違うな」と感じた。「起業しろ」の世界があの当時存在し、知っていたら、もう少し僕の人生は変わったかもしれない。
 
とは言え、知ったからと言って一歩を踏み出したかどうかはわからない。
 
「起業しろ!」と言われて本当に起業する人は少ない。言い続けたとしてもそんなに増えるものでもないと思ってる。ただ自ら起業しなかったとしても「そういう世界」の存在を知る事は大きいし、その結果「そういう世界」で働くことを選択する人が増えればOKだと思う。
 
「起業しろ!」反対おじさんの言い分としては、
 
・起業というのは手段である
・安易に起業する人が増えてしまう
・規模感の小さな会社が増える
・詐欺のような事象も出てくるかもしれない
 
ざっと見る限りこんなとこだろうか。まぁそれも分かる部分もある。正論な部分もある。ただこのあたりの懸念って、世の中に広く「起業」であったり「スタートアップ」であったりが正しく認知されていないから起きてしまうと思っているので、とにかくそういう世界をプロパガンダする特攻部隊がいて、広く認知を広げてくれた方が逆に良いんじゃないかと思ってる。
 
まだまだこの世界の認知度は低いし、筋の悪い場所にいる「起業志望」の人も多い。筋の悪い場所にいる起業志望の人はリサーチ力が無さ過ぎるのでそもそも起業家としても筋が悪いかもしれないが、そういう人を救うことにも結果的になるんじゃないかとも思う。
 
「起業しろ!」でそういう世界を知って、リサーチし、考え、自分の意思で一歩を踏み出して欲しいものです。それが起業じゃなくてもいいと思いますし、スタートアップ、ベンチャーじゃなくてもいいと思います。僕は商社に興味あります。
 
 

2018/06/08 

起業してもしなくてもいいけど、そういう世界の認知度が上がるのは良いと思ってる派