「FinTの蕭何」が欲しい

スタートアップ界隈では三国志好きな人が多い印象があります。横山光輝の『三国志』は僕も中学時代に全巻揃え、それ以降、漫画、ゲーム、書籍などなど、数多の三国志関連商品に親しんできました。このGWもPS2版の『三国志9』をやっていました(通算何回統一してるのだろうか…)。
 
三国志と言えば前述の横山光輝の漫画が有名ですが、起業家の中では『蒼天航路』の方が人気があるっぽい。横山三国志は主人公が劉備で、蒼天航路は曹操。やはり起業家的には曹操の方が共感わきやすいのかもしれませんね。僕は横山派ですが。
 
横山光輝の中国史漫画はだいたい読みましたが、『項羽と劉邦』も好きで全巻持っていました。『項羽と劉邦』は『キングダム』でおなじみの始皇帝死後の秦の腐敗と項羽、劉邦による戦いを描いた漫画です。
 
『三国志』に比べて『項羽と劉邦』の方がビジネス的示唆が多い気がしているので、多くの人に読んで欲しいなと思うのですが、好きなエピソードを一つあげると、漢中争奪戦の話。
 
別ルートで項羽軍と劉邦軍が漢中を目指したわけですが、軍事力的には項羽軍が圧倒的だったのにも関わらず劉邦軍が先に漢中にたどり着いた。項羽は行く先々で敵を殲滅させ、残虐な行為をしたために道中が進むにつれて敵の抵抗がどんどん激しくなり、行軍スピードが落ちた。一方劉邦軍は道中の敵軍と無駄に戦うことなく、平和的解決をしながら進んだ結果、行けば行くほど敵の抵抗が弱わり、スムーズに漢中にたどり着いたという話。これは個人的にめちゃくちゃ刺さっていて、人生の教訓にしています。この世界、無駄に敵を作り、無駄な戦いで消耗している人が多い…。
 
そんなこんなで(めちゃくちゃ端折りましたが)結局最終的に劉邦が項羽軍を垓下の戦いで滅ぼして天下統一し、漢を建国。以後、漢は400年続きます(王莽による中断あるけど)。
 
で、ようやく本題なのですが、漢統一の論功行賞で一番評価を受けたのは垓下の立役者韓信でも「王佐の才」張良でもなく、蕭何が選ばれた。ここに劉邦の凄さがあるなと。
 
軍事力では項羽軍が圧倒的だったにも関わらず、大事なところで勝ちきれなかった原因は、先にも述べた残虐性もあるが、それ以上に兵站の枯渇があった。あと一歩のところで兵糧が尽きて撤退せざるをえなくなったりした項羽軍に対して、劉邦軍は蕭何が常に兵糧と兵隊を前線に滞りなく補充し続けた。これが勝利の決定的要因になったと劉邦は判断し、蕭何を戦功第一とした。このエピソードを読んだ時、甚く関心したものです。
 
インターネット企業における「兵站」とは端的に言うと「人」と「お金」です。優れた人員を採用し、経営陣や現場に滞りなく届け、彼ら彼女らに給与を払い続ける必要があります。それが滞れば、どんなに良いサービスをやっていようが続けられません。急成長中のFinTではこれからもっと「人」が必要になってきます。優れた人をどんどん集めていかないといけない。HR部門を強化していかないといけない。これが目下の課題。「FinTの蕭何」が必要なんです。これを言いたいために1,300文字近くも費やしました。HRチーム全員で「FinTの蕭何」を目指していって欲しいし、そのためにはまずHRチームを強化しないといけない。
 


 
FinTがどういう会社なのかはFinT公式マガジンをご覧ください。GW中に記事がいっぱい更新されてました。FinTで働く人たちのことがわかるはずです。さらに14日まで「夜面談」って企画もやってるみたいです。
 

 
大将軍、丞相クラスの人材も求めてるので、そちらもぜひ来て欲しいです。
 
 

2021/05/06 

「FinTの蕭何」が欲しい