「詰んだ」と思っても足下は安定してる場合はなかなか行動しない。例えば27歳の僕とか。


 
ぺんぎんさんもけんすうさんも「一発逆転はない」と仰ってます。まぁ二人が同一人物の可能性があるのですが、僕も同じく「一発逆転はない」と思ってます。そんでけんすうさんのブログを読んで、質問者の境遇に僕も近かったので、僕のことを少し書いてみようかと思います。
 
ちなみに、けんすうさんのエントリはこちら。
あなたの人生はまだ詰んでいない可能性が高いし、一発逆転とかないですよ、、と。(けんすう)
 
 
さて、僕が27歳の時に何をしてたかというと、手取り15万円くらいでデータ入力のアルバイトをしてたんですよ。27歳で15万円ってわりとやばい気がするんです。僕も当時「やばいな、詰んだな」って思ってました。大学を辞めた後の流れをざっと書くとこんな感じ。
 
21歳:大学を辞めて、月5万円くらいバイトする
24歳:友達の紹介で月11万円くらいのバイトする
26歳:上記「月11万円」のバイトを辞め、就活するも失敗
26歳:直近のお金も無くなったので、引越し屋バイトをして当座をしのぐ
27歳:24歳の頃に一時期やっていたデータ入力のバイトに復帰。フルタイムになったので月15万円くらいに。
 
やばいじゃないですか。でもよく見てください。地味に収入は増えているんです。ちなみに実家暮らしだったため、お金はかからない(月に3万くらいは入れてましたが)。15万円もらうと生活はかなり潤うんですよ。平均よりもかなり低い水準ながら生活は安定し、何ならちょっと生活良くなってる。
 
将来を眺めると「詰んだ」って感じるんですが、見ないようにして、足下を見ると「安定」してるし、前と比べると「良い」んですね。そういう感じで時間は流れていってしまうんです。
 
何が言いたいかというと、「詰んだ」とすごく思ってたとしても、意外と足下だけ見ると詰んでなくて、将来の危機感を一瞬で忘れて、将来を変えるための「行動」をしない人が多い、ってこと。僕は完全にそれでした。
 
 
27歳も半分以上過ぎた頃、当時やっていた業務が東京オフィス管轄から大阪オフィス管轄に変わることが決まりました。東京オフィスのスタッフであった僕は人生の選択に迫られていました。東京オフィスで他の業務をやるか、それとも大阪に行くか。バイトなんで大阪異動なんてあり得ないんですけどね。
 
27歳冬、寒空の下で「これから僕はどうなるんだろう」と白い息とため息を吐いていました。この段階でも「どうなるんだろう」という他人任せなマインドってのがまたヤバいですよね…。
 
実際に何もせずに大阪のスタッフに引継ぎ業務をしてるだけの毎日だったのですが、旧知の友人から「一緒に会社をやろう」と誘われて、悩んだあげくに一緒にやることになったのがサムライファクトリーで、そこで初めて「正社員」の称号を手に入れたわけです。27歳と10ヶ月。そしてその3ヶ月後には取締役に。そんなミラクルはそうは無いと思います。本当に自分は運が良かったなと…。
 
 
奇跡ではあると思いますが、ずっとHTMLは書いてましたし、それがもとで誘われたわけなので、ギャンブル的な「一発逆転」ではないと思ってます。運が良かったとはとても思ってるけど、偶然にも僕は「手に職」を持っていたのです。

今、この瞬間からできる、なんらかの行動をしてみるといいかもしれません。「転職サイトを開く」でも「プログラミングの学習サイトを開いて会員登録してみる」とかでいいので、、

https://note.mu/kensuu/n/n1f58efb7cceb

「詰んだ」と思ってる人の多くは「行動してない」人なので、まずは一歩を踏み出してプログラミングを勉強したりするのが良いんじゃないかと思います。「手に職」つける行動を。例えばProgateとかで。
 
 
 
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2018/01/17 

「詰んだ」と思っても足下は安定してる場合はなかなか行動しない。例えば27歳の僕とか。